2011年5月23日
「グーグルウォレットの可能性」Vol.15,No.21

アメリカ流通eニュース

 グーグルが決済システムに参入することを発表したのが5月26日のことだったが、パイロットテストへの参加を表明したのがデパートメントストアのメイシーズ、アパレル専門店チェーンのアメリカンイーグルアウトフィッターズ、ドラッグストアのウォルグリーン、そして外食のサブウェイであった。ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シカゴ、ワシントンで今夏にも実験が開始されるという。
 アメリカでは非接触型の決済システムがまったく普及していない。昨年、通信キャリア大手3社が共同で開発しようとしてジョイントベンチャーを立ち上げているのだが、うまく進んでいないようだ。決済システムを支配しているクレジット会社を取り込んでいないからだろうと推測しているのだが実際のところはよく分からない。
 ではなぜクレジット会社(具体的にはビザとマスター)が非接触型を導入しないのかというと、独占状態であるため今のシステムを変えてまで新たなことをするモチベーションがないのだろうというのが私の見立てである。
 ここに突然グーグルが参入するというワケなのだが、通信キャリアではなくネット企業が軸足となっている点が日本と異なっている。

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鈴木敏仁 (04:25)

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