2月に破綻し裁判所の管理下にあったボーダーズですが、ホワイトナイトによる買収提案を債権者グループが嫌い、清算の道を選択することが決まったようです。木曜日に裁判所に対して決定を通知して認可をもらい、早いと金曜日には在庫処分のセールを開始するそうです。
投資企業が先週、2億1,500万ドルで買収提案をしたのですが、いまただちに清算し資産を流動化したほうが良いと債券グループが主張、この提案額をを超えるホワイトナイトが現れませんでした。
清算を請け負うのはいつものヒルコとゴードンブラザーズ、この二社の提案額の方が高かったということなんでしょうね。金額は明らかになっていません。
清算される店舗数は399店舗、1万700人が解雇されるとのこと。
雇用状況がなかなか改善しない中、このレイオフの影響は小さいものではないでしょう。
また書籍店舗が減ると言うことは、本好きな消費者にとっても頭が痛いところでしょう。アマゾンだけですべてが済むというわけじゃありませんし、かといって残っているリアルなチェーンストアのバーンズ&ノーブルだけでは選択肢が少なすぎる。
この企業清算、いろいろな影響をあちこちに与えそうです。
コメントする