カナダへの進出を決めたターゲットがゼラーズとの最終契約を終えて、来年から125~135店舗をオープンさせるプランを確定させたのですが、その内容がいかにもアメリカらしい(またはカナダですから北米らしい)のでエントリーします。
まず5月にゼラーズから、ターゲットとする、または他の小売企業へ転売するという契約内容で、最初の105店舗を選択。
先週の金曜日にはここに84店舗を追加、そのうちの29ヶ所はリースを獲得し来年中にターゲットとして開店。39ヶ所はウォルマートに転売、残りは他の小売企業か家主に売却する。
何か法的な理由あるのか、それともゼラーズの意図なのかよくわからないのですが、一度買ったものの一部をターゲットが転売することになっているんですね。
しかもそれを競合のウォルマートに売ると言う点がおもしろい。
もう一つ、食品の仕入れ先としてソビイズと契約を結んだそうなのですが、このソビイズはカナダの小売業界では3番目にランクするスーパーマーケットチェーンなんですね。
つまりターゲットは潜在的な競合から商品を仕入れるというわけです。
逆に言うと、ソビイズは潜在的な競合に商品を販売すると言うことになる。
とりあえずの売上を重視するという割り切り感があるわけですが、アメリカやカナダの独特な文化ではないでしょうかね。
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