ウォルマートが2009年にマンハッタンにオープンさせたファッション専用のオフィスを閉鎖します。期日は来年の2月1日、機能はベントンビルの本社に移して、本社にある衣料&ホームファニシング部門に統合するとのこと。
このオフィス、衣料をてこ入れするためにオープンさせたもので、調達、デザイン、商品開発といった機能を担っていたのですが、目的は衣料をよりトレンディーにしようというもので、当時の改革の一環でした。
マンハッタンというトレンドの中心地でマーチャンダイジングすれば変わるだろうと目論んだわけです。
ただ実際に変わったんだけど、売れなかった。
ウォルマートの客層がトレンドの最先端を望んでいなかったというわけですね。
同社は戦略を大転換して、今は以前の基本に立ち返ろうとしています。
衣料もベーシック中心とする、そのためマンハッタンのオフィスを閉鎖するというわけです。
つまり今回のこのオフィスの閉鎖は、戦略変更の象徴のようなものと言えるわけです。
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