現在ベントンビルにいます。
今朝はリテール・レディ・パッケージ(Retail Ready Package、ウォルマート用語はPDQ)を作っている会社を訪問して、そのコンセプトや制作までの流れ、モックアップ(サンプル)を実際に作っている現場を見せてもらいました。
ここのオフィスの責任者のスティーブ・ベイリーとはもう10年来のつきあいなのですが、実はウォルマートでのキャリアの長かった人で、私がウォルマート本を書くときにいろいろ教えてもらった恩人でもあります。
ウォルマートのディスカウトストアの1号店でのアルバイトからキャリアを開始して、店長を経由してスーパーセンター商品部の非食品の責任者を最後に引退。
暇をもてあまして、サプライヤーのウォルマート担当の責任者として再び仕事を始めて今にいたっています。
たぶん、1号店を経験している人はもうほとんどいないんじゃないでしょうかね。
さてこのRRP、もう何度もこのオフィスを訪問して制作の現場を見ているのですが、毎回思うことは、アメリカのメーカーも小売りもきわめて合理的に売りと効率を追求しているなあということです。
店頭にとにかく人手をかけて雑然とした売り場を作りがちな日本のメーカーにこういう発想がいつか生まれてくるといいなと切に思います。
コメントする