シアーズホールディングスが歳末の売上高不振で100~120店舗を閉鎖すると
発表しました。
シアーズとKマートの閉鎖店舗の比率はまだ分かりません。現在2,177店舗なので、全体の5%程度を閉める計算となります。
クリスマス日を最終日とする8週間の既存店売上高が、Kマート4.4%減、シアーズ6.0%減、全体で5.2%減だったそう。
すでに発表されている歳末期間の小売統計だと売上高は前年比でプラスとなっているので、同社のマイナスは目立ちます。2005年の統合以来マイナスを続けていますので、いつまで売上が落ち続けるのだろうというのが正直なところ。
ここまで落とし続けるというのは逆に難しいかも、とまで言いたくなる状況です。
シアーズとKマートを統合したのが現シアーズホールディングス会長のエドワード・ランパートですが、投資家としてのランパートは果たして正しい戦略を取っていると言えるのかどうか。
例えばダラーゼネラルはいま絶好調ですが、上場していた同社を買収し、立て直して再上場させたのは投資企業です。
両者を対比させるとその差が鮮明となりますよね。
このままだとおそらくさらに店舗を閉鎖せざるを得ないでしょう。
どんどん縮小均衡していくわけで、それに合わせて投資価値もどんどん減って行く。
シアーズホールディングスの迷走が続いています。
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