JCペニーが二日間にわたる政策発表のカンファレンスを催しました。初日がオペレーション関連、二日目がファイナンシャル関連で、オペレーションの改革については一昨日すでにエントリーしました。
昨日が二日目だったのですが、経営数値の改善に取り組むとし、その結果として今年度の業績予測をかなりポジティブに引き上げて、株価が19%近く高騰しました。
取り組み内容をまとめると、以下の3つになるようです。
・組織の階層を減らしてスリム化する。
・販促が減るので店頭のレイバーコストが下がる。
・販促が減るので広告費が減る。
これによって販売管理費が減る。
前日に発表した新プログラムには店舗内の改装を伴うものも含まれていますが、経費削減の効果もあって、投資コストはすべてキャッシュフロー内でまかなうことができるとしていて、これも好感して株価が上がったようですね。
考えてみるとロン・ジョンソンがCEOに就任したのは11月1日なんですね。成否はとりあえずおいて、わずか3ヶ月弱でこのレベルの改革をで練り上げてアクションを起こしてしまうというところに、この人の能力値の高さが表れているんじゃないでしょうか。
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