2012年2月23日
[シアーズホールディングス] 31億4000万ドルの赤字を計上、11店舗を売却へ

シアーズが第4四半期と通年の業績を発表したのですが、大幅な赤字決算で、相変わらずの苦戦を続けています。
第4四半期の売上高は124億8,400万ドルで前年比4%減、赤字は24億300万ドル、既存店成長率は3.4%減でした。
通年では、売上高415億の前年比2.5%減に、赤字は31億4,000万ドル、既存店成長率は2.2%減。

損益計算書を見ると、荒利益率25.5%に対して、販売管理費率が25.7%となっていて、経費超過状態です。
ここには店舗閉鎖に伴うコストなどが含まれているとしているのですが、それだけなのでしょうかね。

売上が減っている理由としては、コットンと燃料の高騰、在庫超過、暖冬による冬物衣料の不振、アプライアンスと家電の需要減、を上げています。
どれもシアーズ固有の問題というわけでも無く、競合企業が増収増益している現状では原因として説得力はあまりありません。


このリリースと同時に11店舗の売却などリストラりプランを発表しています。
売却によって7億7,000万ドルを確保するとしているのですが、こうやって切り売りしながら息を継いでいくのだとしたら、シアーズの将来は暗いとしか言いようがありません。

鈴木敏仁 (01:11)

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