スーパーバリュはいまプライベートブランドの整理に着手していまして、エッセンシャル・エブリデーという新しいブランドを主力に育てようとしています。その代わり、今まで存在したPBを廃止してゆく。いまのところ、フレイバライト(スーパーバリュの主力PB)、リッチフード(東海岸用PB)、ホームライフ(アルバートソンズ)を廃止して、エッセンシャル・エブリーデーと入れ替えることまでは決まっています。
来年初頭までに2,400アイテムに増やすとのこと。
このPBを取引先にも販売することを発表しました。
取引先はおよそ3,000店舗、ただしSelected Storeとあるので、直営店舗と競合しない、または取引先の小売企業が気にしない、という独立スーパーで販売することになるようです。
例えばセイフウェイがOオーガニックの他の小売企業での拡販にトライするという例は過去あるのですが、卸が直営店舗と取引先に同じブランドを供給するという例は多くはないですね。
スーパーバリュのCEOクレイグ・ハーカートは、直営店舗と取引先としての独立小売企業とを並列に並べてシナジー効果を上げたいと目論んでまして、このPB戦略もその一貫なのでしょう。
今までは、競合問題もありますし、小売事業と卸事業の間には大きな壁を作っていたし、それが常識でったあったため、かつてない難しい取り組みと見られています。
ちなみにセイフウェイの試みはあまりうまく行っていないように思います。
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