アマゾンがキーバ・システムズを7億7,500万ドルで買収すると発表しました。
キーバ・システムズはロボットを使用したマテハンシステムを手がけている企業で、アマゾンが買収したおむつのネット販売企業のクィドシと、靴のザッポスが配送センターでキーバのシステムを使っています。
また、ウォルグリーン、ギャップ、ステープルズ、クレート&バレル、といった大手企業も利用し始めているそうです。
どういう仕組みかは、映像を見れば一目瞭然。
つまり、バラピックするときに、通常は人間が移動して商品を集めるわけですが、キーバの場合はロボットが棚を動かしてしまうというわけです。
発想の転換ですね。
買収した理由は、アマゾンが自らシステムを使用するためだけというよりも、投資的な意味合いの方が強そうな感じですね。
リリースを読む限り目的は明言されいません。
アマゾンは秘密主義でして必要以上のことをあまり語らない企業です。
仮にこの技術がこれから主流になっていくならば、競合企業もそれを使わざるを得なくなるわけで、その技術をアマゾンが握ってしまっているとなると、つまり裏側のシステム(いわゆるフルフィルメント)をアマゾンが支配してしまうというような状況が生まれるのかもしれない。
そんなことも視野に入れているような気がしています。
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