パブリックスがデジタルクーポンの実験を開始します。お客はベンダー(SmartSource.com)かパブリックスのホームページで自身を登録、ネット上でディールを見つけてクリッピング、買い物終了後にレジで電話番号をターミナルに入力すると割引が自動で適用されるというシステムです。
アメリカのスーパーマーケット業界の最近のトレンドとしては、ネット上でクーポンをクリッピングし、FSPカードの使用によって割引を適用するという仕組みが普及し始めているのですが、パブリックスはカードを導入していないため代替策として電話番号をIDカード代わりとするやり方を導入したようです。
カードを絶えず携帯し使うのは面倒ですから、便利ですね、これは。
カードを忘れたときに代替IDとして電話番号を使うのが一般的でして、そもそもカードが必要なのかという話もあります。
ちなみにパブリックスがFSP(ロイヤルティマーケティング)をやっていない理由は、カードを使わなくてもお客がロイヤルだからですね。
カード以外の、スーパーマーケットとしての本業で、十分な競合力があるというわけです。
全米最強のリージョナルスーパー、パブリックスの面目躍如かなと。
FSPがすごい、なんて言ってる企業はアメリカにも日本にもいますけど、本当に強いスーパーマーケットは必要ないんだなということをパブリックスを見てると実感しますね。
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