業績が悪化し周囲から批判大噴出のJCペニーなのですが、CEOのロン・ジョンソンが雑誌社主催のカンファレンスで、批判が出ている価格戦略の変革について、当初のプログラムにあくまでもコミットすることを明言しました。
価格戦略の変革とはつまり販促企画の削減で、これによって客離れを起こして業績を落としています。
ロン・ジョンソンは、さらに業績が落ちることもあるかもしれないが、戦略は正しいと信じているのでこのままで行くと語っています。
販促企画は減らすと必ずいったん売上は落ちます。
一定の販促パターンに慣れていたお客が、変化を理解できず、離れてしまうからですね。
ただし、定番プライシングと削減した販促企画に魅力があれば、お客は戻ってくるものでして、これは過去の歴史がちゃんと物語ってます。
しかしながら、上場企業の経営者というものはこの業績悪化に耐えられないんですね。
だから中途でやめてしまうか、そもそも販促を減らすことができない。
結果がどうなるかは分かりませんが、そういう意味において、上場企業のCEOでしかも経営を任されたばかりのロン・ジョンソンの自信と行動力はたいしたものだと思います。
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