とある経済誌にオフィス用品ディスカウンターの記事が掲載されていました。手持ちの資金が130億ドルもあるため持ちこたえているが、ここ数年かけてオフィスデポとオフィスマックスが市場価値を急落させてきたように、なんらかの変革を実現しない限りステープルズもこれから株価を下げるだろう、という内容。
株に関する話は通常取り上げないのですが、ここに書かれていた一文が目を引きました。
景気の悪化とデジタル化によってアメリカでは過去3年間に紙の消費量が24%減った。
フォルダやバインダーといった紙製品そのものだけではなく、クリップやキャビネットなど周辺消費財にも影響を及ぼしている。
つまり従来のオフィス用品カテゴリーの主軸消耗品の市場がどんどん縮小しているというわけですね。
デジタル化については随分前から言われてきたことなのですが、この3年間に24%と急に減った理由はたぶんモバイル端末の浸透によるものなのでしょう。
もちろんアマゾンに代表されるネット販売という新たな競合企業による市場侵食もある。
これらの要因でオフィス用品DSが弱ってきているというわけです。
一時代を作ったディスカウントストアチェーンがアメリカではここにきて急に業績を落とし始めているのですが、オフィス用品も例外ではないというわけです。
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