2012年8月29日
店内の商品位置情報をスマホで提供する小売企業が増加中

店内の商品の位置を検索できるスマホ用のアプリを開発する小売企業が増えているという記事を全国紙が報じています。
ユーザーインターフェース的には簡単で、買いたいアイテムをリストアップすると、その各アイテムが店舗のどの通路にあるのかを表示するというものです。
ただ仕組み的にはかなり複雑で、簡単に開発できるものではないでしょう。

まず各店舗のゴンドラ配置を含めたレイアウトを詳細にデータ化しなければならない。
次に各アイテムとロケーションを紐付けしなければならない。
当然ながらアイテムの位置は変わりますから、変わったらアップデートする作業手順を構築しなければならない。

といったところでしょうか。

効果はというと、見つけられなくて買わないという売り機会の損失を防げること、単品買いで大型店舗を敬遠する心理にアピールできること、といったところでしょうか。


アメリカの大手の多くはレイアウトをデータ化してますし、アイテムのロケーション管理ができている企業が少なくないですから、こういうことがすぐにできるというわけです。
一方の日本では店舗の形がみんな違うのでレイアウトも異なっているためロケーション管理は無理だという説明をよく聞きます。
でもご存じの通りウォルマートはゾーニングが店舗ごとにけっこう違っていて、それでもロケーション管理ができてますので、この説明はただの言い訳なんですよね。
このロケーション管理の仕組み構築のキモってあるのですが、ここでは書かないでおきます。

ちなみにウォルマートはすでに開発済み、ウォルグリーンはアプリ開発会社が独自に出しているアプリに掲載済みでまもなく自社アプリへ移管、ホームデポは開発済みだが精度が低い、と記事には書いてあります。

たぶんこのシステム、アメリカではこれからどんどん増えていくことでしょう。

鈴木敏仁 (09:44)

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