2012年9月20日
[フレッシュ&イージー] 親会社の英テスコCEOが存続を強調

赤字が続いて今後についての噂が絶えないフレッシュ&イージーですが、英テスコのCEOフィリップ・クラークがカンファレンスでのスピーチで言及、"競合と上手に戦っており、黒字化に向けて成長を続けると期待している"と語り、事業としての存続を示唆しました。
いまのところ再来年の2月には損益分岐点を超えるとされています。

一方、本日業界誌がベーカリーに60アイテムを追加するというニュースを掲載しています。
フレッシュ&イージーは開業以来、徐々に徐々にアイテムを増やしてきているんですが、最近の店舗を見るにリミテッド・アソートメント・ストアではなく、"コストを意識したミニスーパー"のような様相を呈してきているんですよね。アイテム追加というニュースを聞くたびに、そして店舗を見るたびに、フォーマットが変わりつつあることを感じます。

アイテム数を増やすと作業量が増え、運営コストが上がって、その分価格競争力が弱まる。
逆にアイテムを絞ると作業が減り、価格競争力が強まる。

実際フレッシュ&イージーの価格は開業時のような安さがなくなりつつあるように感じています。
とすると、集客の要素は何なのだろうと。
コンビニエンスだけになりつつあるのか。

最近はこのあたりに興味を持ちながら店を見るようにしています。


ちなみに日本には"豊富な品揃え論"の信奉者が多く、"圧倒的な低価格を実現するための品揃えの削減"という考え方は寡少です。
だから、品揃えは増やしながら価格も安くしようと無理なことをするため、ビジネスモデルがサステナブルになりづらいんじゃなかろうかと。
なぜ豊富な品揃え論に傾きやすいのかというと・・・はまた別の機会に。

鈴木敏仁 (01:09)

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