先週の半ばにクローガーのCEO、デイビッド・ディロンが証券アナリスト向けのカンファレンスでスピーチしたのですが、非常にポジティブな内容で、クローガーの好調を反映するものとなっています。
アナリスト向けのスピーチなので数値が金融業界向けとなっているのですが、長期的な一株当たりの利益目標を6~8%から8~11%へと上方修正する、この成長を支えるために毎年の投資額20億ドルにこれから毎年20万ドル上乗せする、としています。
やることは、既存の商圏を強化する、新たな商圏に進出する、Eコマースを強化する、新たなフォーマットを開発する、などですが、例えばどの商圏に進出するのかといった具体的な話は出ていません。
クローガーは既存店成長率で33四半期連続プラスを記録していまして、波があるセイフウェイや、売却を検討しているスーパーバリュといった他の大手企業と比べると突出していると言っても過言ではありません。
では何をやってきたのかというと・・・成功要因の一つは顧客第一戦略(Customer First Strategy)を10年近く前に策定し積極的に投資しコツコツと取り組んできたことだ、と説明をしています。
実はこの戦略の中に大成功しているロイヤルティマーケティングが含まれているようですね。
スーパーマーケット業界でクローガーが一つ抜け出してきたような感じがしています。
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