2012年11月18日
ウォルグリーンのデモンストレーションストアに見る米ドラッグストアの限界

昨日、デュエイン・リードがウォルストリートに作ったデモンストレーションストアに行ってきました。
相変わらずプレスティージブランドは存在せず、サロンレベルのヘアケアの品揃えも貧弱で、見た目の派手さとは裏腹にドラッグストアの限界を感じる店舗です。

この店をどう呼ぶか結構迷っているのですが、パイロットストア(実験店舗)ではなく、プロトタイプでもないため、自信の存在を誇示するという意味でデモンストレーションという表現を使うのがいいのだろうなと思っています。

ウォルグリーンの元幹部と会って話を聞いたのですが、すでにオープンしたシカゴのダウンタウンの店舗や、これから大都市のダウンタウンに作る予定のデモストレーション型を除いて、マンハッタンの外側にこのタイプの店はまったくないし、おそらくこれからも作ることは無いだろうとのことでしたね。
少なくともエッセンスぐらいは抽出して水平展開するのでは、と思っていたんですが、それも無いんじゃないかとのこと。

デイリー・リビングストアと呼んでいるプロトタイプを新店には使っているですが、これはデモストレーション型とは違います。
保守的なウォルグリーンは儲けの出ている既存店をまったく新しいタイプに変えるようなこともしないと言ってました。


この店を見て、「ドラッグストアの未来だ!!」とおおげさに説明する業界紙の記事が少なくないのですが、現実はこんなものです。
私は最初から一歩引いてこの店を見ていて、そんなスタンスで記事を書いたりしているのですが、自分の見方が正しいことが確認できたのでした。

Duane Reade @ wall st

鈴木敏仁 (12:08)

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