NYタイムズがウォルマートのメキシコ子会社が出店の際に贈賄を繰り返していたという詳細な記事を報道したのは4月のことでした。
再びこのNYタイムズがさらに突っ込んだ記事を報じています。
The Bribery Aisle: How Wal-Mart Got Its Way in Mexico
テオティワカン遺跡周辺での出店に際し、ローカル色を維持するためにゾーニング規制を設けた自治体に対して賄賂を提供して開店にこぎつけたという、非常に詳細なストーリーです。
この記事が掲載された直後にウォルマートがプレスリリースを流しているのですが、現在調査中とのみ記されていて、内容についての言及は避けています。
この記事、取材源を明らかにしながら事実を積み重ねるように書かれていて、極めてリアルです。
これだけのことを書くわけだから、かなり正確な裏付けがあるのでしょうね。
西友による医薬品登録販売者試験での不正受験、を想起してしまったのは私だけでしょうか。
実はメキシコだけではなく、中国、ブラジル、インドでも疑惑が浮上しているんですよね。
スケープゴートとしてただでさえ叩かれやすいウォルマートですから、この問題はこれからなにかと尾を引きそうな気がします。
コメントする