デンバーのウォルマート40店舗がiPhoneアプリを利用してのセルフスキャンの実験を始めていることをローカルメディアが報じました。
名称はスキャン&ゴー。
仕組みは以下の通り。
アプリをインストールして登録→ストアモードを選択→スキャンアイテムを選択→商品をスキャン→買い物終了を選択→QRコードが表示される→セルフレジでQRコードをスキャン→トータルが表示されるので精算
つまりセルフレジでやるスキャンを買い物をしながら済ませてしまい、購入アイテムの情報がQRコードに記録され、セルフレジがこれを認知して請求が立つ、ということですね。
ストップ&ショップがすでにアプリを使ったスキャンシステムを導入してますが、ストアカード(FSP)と連動させており、カードを持っていなくても使える点がウォルマートの違いです。
これ、何が標準システムになるかは現時点では不透明ですが、お客に買い物をしながらスキャンさせてしまうというコンセプトそのものは普及する可能性は高いでしょうね。ハードルはアプリの処理スピードだと思うのですが、デバイスとアプリがどんどん進化していますから、サクサクとできてしまう時代がすぐに来ると思います。
ちなみにデンバーで実験している理由は客層が高めだからでしょう。知的好奇心の強い人がお客としてたくさんいないとこの手の実験は成立しませんから。
こういう実験を他社に先駆けてウォルマートがやっているという点がおもしろいですね。
参考までに、こちらがメディアの報道です。
コメントする