オーチャード・サプライ・ハードウェアが連邦破産法11条を申請し破綻しました。資産総額4億4100万ドルに対して負債総額は4億8,000万ドル。
現時点では、全91店舗中の60店舗に対してロウズが2億500万ドルで買収提案、8店舗で清算のための在庫処分セールスを裁判所が許可、22店舗が許可待ち、という状況です。
在庫処分セールスを請け負う清算企業(リクィデーター)はこれから入札で決め、いつものヒルコとゴードンが第一候補として名乗りを上げているようです。
ロウズの買収提案も最終決定ではなく、清算か売却かを天秤にかけて最もリターンが高い方を裁判所が選ぶことになります。
オーチャード・サプライ・ハードウェアはもともとシアーズホールディングス傘下でしたが、2011年末にスピンオフされて単独上場企業となりました。
シアーズホールディングスは上場益を得て、一方破綻によってババを引いてしまった株主が一杯いるというわけで、結果として投資家ランパートは不良資産を見事に売り抜いたということになります。
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