2013年6月15日
ロン・バークルがフレッシュ&イージー買収交渉か

現在出張中のためエントリーが滞っておりますが、まとめということで3つアップします。

【ロン・バークルがフレッシュ&イージー買収交渉か】
小売企業への投資で財をなしたロン・バークルがフレッシュ&イージー買収でテスコと交渉しているという記事を経済誌が掲載しました。情報ソースからのネタですね。当事者はノーコメントです。
ただ私の頭の中に買収企業(または人)としてロン・バークルは存在しなかったので、なるほどそういう可能性もあったかと気づかされました。
しかも店舗名はワイルドオーツにすることで検討しているとしていて、これもまたすごいアイディアだなと驚きました。
バークルがパートナーとして選択しているのが前セブンイレブンCEOのジム・キーズで、この人がワイルドオーツという名称の使用権を持っている模様。想定している新フォーマットがオーガニックメーンの小型スーパーだとしたら、これもまた面白いなあと思います。

【セイフウェイがカナダ事業を売却】
セイフウェイがカナダ事業を現地のソビーズに売却することを発表しました。総額は58億カナダドル。
カナダのセイフウェイは223店舗、工場12ヶ所を所有しており、昨年度の売上高は67億カナダドルで決して小さい規模ではありません。営業利益も出ている。
メディアによると、売却額は高めだそう。
セイフウェイは現在米国内の業績が良くないため本国内に集中したいという動機があり、ここに高めのオファーがあったので乗ったということみたいですね。ソビーズとしては今後の競合激化に備えて儲けの出ている事業を高めで買ったということになるのでしょう。
ただセイフウェイはブラックホークを上場でスピンオフさせてますし、利益源を失うので、今後を楽観視はできない状況だと思います。

【Eコマース系の技術開発企業をウォルマートが買収】
ウォルマートがInkiruというEコマース系の企業を買収することを発表しました。先月はOneOpsとTasty Labsという会社を買っていて、立て続けということになります。
これ、企業を買うのではなく、技術を買っているわけですが、このあたりに日本の流通業界はあまり注目していないんじゃないですかねえ。
@WalmartLabsの動きを注視しているとEコマースで何が必要なのか見えてくると思っています。
ちなみにEコマースの技術を自前でやろうとしている小売企業は日本にいないんじゃないでしょうか。この分野でウォルマートはどんどん手の届かないところに進んでしまっているように感じています。
西友がすぐそばにいるわけだから、他人事じゃあないんですけどね。

鈴木敏仁 (11:13)

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