メンズウェアハウスの創業経営者ジョージ・ジマーが突然退任して話題になっているのですが、退任と言うよりも解雇という表現が適当なようですね。
取締役会が職を解いたというのが正しいようです。
日本だとクーデターなんて表現されるんでしょうか。
メンズウェアハウスはジョージ・ジマーによって40年ほど前に創業されたメンズアパレルの専門店チェーンです。
スーツやワイシャツなどフォーマルな衣料がメーンで、日本語では紳士服チェーンになるでしょう。
特徴はジマーが広告塔となってきたことにあります。
有名なコマーシャルがありまして、おそらく知らないアメリカ人はいないんじゃないでしょうか。
解雇された理由は会長職にあるジマーが現CEOと意見で衝突し、取締役会がCEO側に立ったということになります。
それと資料によると、ジマーのイメージが非常に濃いわけですが、ベビーブーマーにはアピールしてきたがこれからの消費を担うミレニアム世代にアピールしないため、消えてもらわないと困るというマーケティング上の理由もあるようです。
日本で騒がれているシニアシフトという観点からは、ジマーが先頭に立つのが良いのでしょうが。
アメリカの流通業界は次の消費を担うミレニアムに焦点が移っていまして、日本の流通業界とは対照的です。
コメントする