2013年8月22日
[ウォルマート] メイドインアメリカ推進を目的としたイベントを開催

ウォルマートが今日と明日の二日間、フロリダ州のオーランドでアメリカ製商品を増やすことを目的としたイベントを開催しています。
名称はU.S. Manufacturing Summit

メーカー、リテーラー、政府関係者等が参加者の顔ぶれで、おおよそ1,500人強が集まっていると発表されています。

ウォルマートは今年の1月に、アメリカで製造された商品の仕入れ量を今後10年間で500億ドル増やすプランを発表していまして、今回のイベントはこのプランを推進することを目的としています。

NRF(全米小売連盟)が協力しているのでウォルマートが核になりつつ業界として取り組もうとしている姿勢が見えますし、またイベント参加者に州知事が多数出席して壇上で話をするようで、つまり行政も巻き込んだイニシアチブとなっています。
マイケル・デュークが多数の州知事と面会したという話も聞いています。

ウォルマートは1985年にもバイアメリカン運動をやって失敗しているので、懐疑的な見方をする人が少なくないですね。
ただアジアの人件費が高くなりつつあり、原油高で輸送費も上がっているので、製造拠点をアメリカに戻すメーカーはもともと増えている、またはいまちょうど限界に達していて検討中というメーカーが増えてきているそうで、そういった実際の状況を見据えながらのイニシアチブじゃないかと思うので、時間がかかるけど進むのかもしれないなと思っています。

それとウォルマート自体が巨大なメーカーですから、ウォルマート単体で動いたとしても大きな影響力を持つわけですね。

製造拠点の国内回帰が大きなトレンドとなるのかどうかは、これからウォッチする必要があるでしょう。

鈴木敏仁 (05:11)

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