2013年8月26日
ほとんどのお客はロイヤルではない

マーケットトラックというシンクタンクが消費者の購買行動についてアンケートをもとにしたレポートをリリースしました。
プロモーションでお客がどう購買行動を変えるかという分析なのですが、主要な結果が4つリストアップされていて、そのうちの一番上の一文が目を引きました。

Shoppers are not loyal ~ お客はロイヤル(熱心なファン)ではない。

80%のお客は魅力的なプロモーションがあれば店舗やブランドをいつでも変えると答えていて、リテーラーが考えているよりも2倍以上の比率でスィッチしてしまうとしています。

自分の購買行動というものを考えてみれば良いわけで、まあそんなものだろうなというのは感覚で分かると思います。

ただそうすると、ロイヤルティマーケティング、日本で言うところのFSPやID-POSって効果があるんだろうかという問題が浮上してくるのですが、だからほとんどのプログラムがうまくいっていないわけですよね。効果が出てるとしているクローガーにしても、低い販売管理費率を土台とした価格競争力があるからであって、ロイヤルティマーケティング単体で例えばウォルマートとの競争に勝てるかというと、無理なんじゃないかと思うわけです。

ほとんどのお客はロイヤルではないから、ロイヤルにするために手を変え品を変える必要が出てきて、例えば日本のポイントシステムのようにどんどんヒートアップして行く。

けだし、「Shoppers are not loyal」は名言ではないかと思います。

鈴木敏仁 (02:16)

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