2013年10月 9日
[ウォルマート] インドでの合弁を解消し単独出資で事業を継続

ウォルマートがインドでのジョイントベンチャーを解消すると発表しました。
現地のバーティとの50%の出資比率で事業を展開、キャッシュ&キャリーを20ヶ所まで増やしているのですが、バーティの持ち分を買い取って100%子会社化するそうです。

理由は現時点ではよく分からないですね。資料を読んでいるのですが、はっきりと書いていない。

インドは外資による小売事業参入を規制していたのですが、昨年51%の出資比率ならOKと規制を緩和しています。ウォルマートがキャッシュ&キャリーとしているのは小売がダメだったからで、これは大きな方針転換なのですが、まだ一社も申請していないそうです。
表面的には規制は緩和されたけど、何か障壁が残っているのでしょうね。

それとキャッシュ&キャリーなら100%外資でもOKになったようです。
だから合弁解消、というわけでもないようで、よく分かりません。
メディアによると、意見衝突のような理由ではないので、今後規制環境が変わったら再び合弁に戻るかもしれないと書かれています。

いずれにしても、ウォルマートのスタンスは粘り強いですね。
結局のところ、米国内や他の海外事業でちゃんと利益を出し続けてますから、長期に事業を継続することができるというわけです。
テスコがアメリカや日本から撤退したことの本質は、英国内が傾きはじめて、赤字事業を長期的な投資案件として持ちつづけることができなくなったからですから。

鈴木敏仁 (03:07)

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