昨日アマゾンの第4四半期と通年の決算発表がありました。
通年で、売上高は744億5,200万ドルで前年比21.9%増、最終利益高は2億7,400万ドル(前年は3億9,000万ドルの赤字)の黒字と、増収増益だったのですが、売上高の伸びが予測を下回ったため株価が急落しています。
20%も伸びているので十分だと思うのですが、ウォール街はそうは見ないわけですね。
ところがアナリスト向けカンファレンスコールでプライム会員費の値上げを検討しているとコメント、その後に株価が反転して下げ幅が小さくなった、とメディアが報じています。
予定している値上げ幅は20~40ドル、現行が79ドルなので、99~139ドルにするかもしれないというわけですね。
シッピングコストが上昇しており検討せざるをえなくなってきたというのが理由です。
プライムは赤字だそうで、年間に10~20億ドルの赤字を出しているのではないかと見積もるアナリストもいて、これが収益に悪影響を及ぼしているとみられています。だからこの値上げをウォール街は大歓迎するわけですね。
ただプライムメンバーは非会員に比べると購買ボリュームが2倍という調査もあって、赤字の善し悪しを単純に判断はできないところがあります。
ちなみにプライムのメンバー数は非公開なのですが、2,000万人を超えていると見積もられていて、アマゾンの競争力に大きく寄与する存在となっています。
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