2014年5月23日
リアルとネットの売上高を分ける必要はなくなる

ギャップが第1四半期の業績を発表したのですが、とある記事の書き方に興味が引かれました。
「海外も含めた連結で、ネット販売の売上高は13.0%増えたが、店舗が足を引っ張って、総売上高は1.2%増にとどまった」

つまりネットは好調だがリアルは不調で、トータルするとフラット、という意味になります。

まだ表現として定着してませんし、これから定着するのかどうかも分かりませんが、ウェッブルーミングという言葉があります。
店頭で商品を確認しネットで買うのがショールーミングですが、その逆に、ネットで商品を確認して店頭で買うのがウェブルーミング。

日本だとOtoOとかいう難しい表現を使うのですが、ショールーミングとの対比という意味ではこのウェブルーミングの方が分かりやすいですね。
調査では、ウェブルーミングする人の比率の方がショールーミングよりも多い。

さてそう考えると、リアル店舗とネット販売の売上高に線引きする意味があるのか、と言うことになってくるわけですね。
"ネットを強化している!"、"ネットはこんなに伸びている"ということを説明するために分ける必要はあるのでしょうが。

これを突き詰めると、オムニチャネルになる、ということですよね。

ギャップの記事は両方を分けて書いていて、そしてこれからも便宜的に分けた数値が出てくるのが一般なのでしょうが、本質的には双方は密接に絡んでいて分ける意味は薄いのではないか、というようなことを考えているところです。

鈴木敏仁 (02:12)

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