CVSヘルス傘下のケアマークが、タバコを販売しているファーマシーで調剤をした場合、患者負担金を最大で15ドルアップさせるプランを検討していることをメディアが報じました。
ちょっと分かりづらいのでかみ砕いて説明すると。
例えば私が契約している健康保険会社がPBMとしてケアマークを使っているとして、タバコを販売しているウォルグリーンに処方箋を持っていって調剤してもらうと、私が支払わなければならない患者負担金が例えば通常10ドルだったのが25ドルになってしまうかもしれない、ということになります。
お客はCVSに流れるでしょうね。
CVSはタバコの販売をやめることで20億ドル近く売上を失ったわけですが、その代わりをこういうことで埋めようと考えていたのかと。
考えもしなかったアイディアで、驚きました。
こういう巧妙な競合の仕方をされると、ウォルグリーンやウォルマートもたまらないでしょう。
ただし、ファーマシーはウォルグリーンのようなチェーンストアだけじゃないですから、インディペンデントのファーマーシーでタバコを売っているのかどうかは分かりづらく、不公平感があります。
ケアマークはどこがタバコを扱っていて、どこが扱っていないのか、広くデータを収集して公開する必要があるのですが、できるのかどうか。
それとそのファーマシーがタバコを売っていることと、そこに処方せんを持っていった人の健康状態は関係ないことですから、考え方には若干の無理はあります。
導入までには一波乱はありそうな気がしますね。
2014年10月20日
[CVSヘルス] タバコを販売するファーマシーでの患者負担金を増額
鈴木敏仁 (09:42)
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