ラジオシャックが連邦破産法11条を申請して破綻しました。債務の総額は14億ドルに対して資産総額は12億ドル。
4000店舗中の1,500〜2,000店舗を売却し、残りは閉鎖するとのこと。買収するのは投資企業で最大株主のスタンダードゼネラルで、このうちの最大で1,750店舗をスプリントが買収するそうです。
この合意ができあがってから11条を申請したと資料には書いてあります。
大株主の損失を最小限にする(またはひょっとしたら儲かる)枠組みを作ってから破綻したということなんでしょうかね。
その他一般の株主は泣きをみて終わりかな。
再建を期待されてヘッドハントされた、元ウォルグリーンの幹部でデュエイン・リードを蘇生させたマグナッカも、さすがにラジオシャックを立て直すことはできませんでした。
新プロトタイプの評判は上々で、大々的なマーケティングキャンペーンを打ってイメージの再構築をはかったのですが、結局その店舗が水平展開されるに至りませんでした。
限られた時間と、限られた予算の中で、リソースの分配を間違ってしまったということかなと。
さらにどうやら投資企業によるしばりがあって不採算店舗の売却が進まなかった模様。
これで運転資金が枯渇してジエンド、というストーリーだったようです。
94年という歴史を持つ著名な企業がまた一つ消えることとなりました。
ちなみに結局アマゾンは出てこなかったです。
ひょっとすると閉鎖される店舗をこっそり買うのかもしれません。
やるとしても数店舗でしょうしね。
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