REITでアメリカ最大のショッピングセンター・デベロッパー、サイモン・プロパティーズ・グループが、業界3位のメイスリッチに買収提案をしたことが分かりました。
提案株価は先週金曜日の株価に対して9%プレミアムを乗せた91ドルなのですが、月曜日の今日の時点で92ドルを上回っており、提案額は上げられることになるだろうというのが大方の見方です。
買収予定総額は債務を含めて2,240億ドルにのぼります。
2014年度末のサイモンの年商は48億7,100万ドル、一方のサイモンの年商は11億500万ドル、双方合算すると60億ドルという大きなSCデベロッパーが生まれることになります。
サイモンのモチベーションは、モールへの客足が年々減っている環境下でテナント小売業に対する交渉力を高めたいという思惑があるそう。
主に小売企業がSCを開発する日本と異なってアメリカは専業不動産開発業界が成立しており、テナントと大家の間には家賃を巡っての綱引きがあり、テナントが大きくなるとSCデベロッパーも大きくならなければならないんですね。
メイスリッチはサイモンからの提案をすでに断っていて、そのためサイモンが提案を公開したといういきさつあがあります。
これからメイスリッチが動くのか、注目が集まっています。
2015年3月 9日
[サイモン・プロパティーズ] 競合のメイスリッチに買収提案
鈴木敏仁 (01:11)
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