Jクルーが第1四半期の業績を発表しました。売上高が前年比2%減、EBITDA(減価償却前営業利益高)が前年比31%減、既存店成長率が10%とトリプルパンチで業績が悪化、対処するために本社人員175人の解雇し、ウィメンズのチーフデザイナーが辞任しました。
トレンドに乗っていないこと、価格を上げてしまってH&Mやザラとの価格競争に負けていること等々が理由として挙げられているのですが、大きな課題はCEOのミラード・ドレクスラーということになっているようです。
ニューヨークタイムズがグレートマン・ジレンマ、偉大なる男のジレンマと表現しているのですが、ギャップを成功させ、Jクルーを成功させたアパレル業界の有名人、ミラード・ドレクスラーが主導して投資企業と組んで数年前にバイアウトして非上場としたのですが、金利負担が重くのしかかっていて、これが財務上の問題となっています。
ドレクスラーだから文句が言いづらい、しかしやっぱり彼に責任がある、ということでジレンマと表現されているわけですね。
ドレクスラーも70となったようで、ファッション業界の第一線ではそろそろきつくなってきたような印象。
ただ後継がいそうにない。
簡単に業績は回復しないという見方が多く、Jクルーも正念場を迎えているようです。
2015年6月12日
[Jクルー] 業績悪化で本社人員175人を解雇
鈴木敏仁 (02:17)
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