ウォルマートが本社人員1,000人の削減を検討しているとローカル紙が伝えました。
期日は11月まで、部長クラスも含まれる模様。
ウォルマートはメディアの質問に対してイエスともノーとも答えていないようなので、公開情報というわけではないです。
ウォルマートは定期的に本社人員の削減を実施していまして、いまに始まったことではなく、ああ、またか、という感じです。
特にCEOのダグ・マクミロンが株主総会で「本社のトッププライオリティは店舗のサポートだ、本社にレジはない」と言っており、本社で何かやるだろうと見られていて、驚くことではありません。
その昔、デイビッド・グラスが、組織というものは放っておくとどんどん役職が増えて人が増える、CEOの大切な仕事の一つは絶えずそれを削り続けることだ、という趣旨のことを発言していたことがあります。
ダグ・マクミロンもこれを忠実に実行するということなのでしょうね。
ちなみにマクミロンの株主総会でのコメントですが、原文は「The top priority of the home office is to serve the stores」です。
Serveには「奉仕する、仕える」というような意味を含んでいて、このコメントには本社は店舗よりも下位にある、という含意があります。
上から目線な日本の小売の本社人員は、この言葉をじっくり考える必要があるでしょう。
2015年7月15日
[ウォルマート] 本社人員1,000人の削減を検討か
鈴木敏仁 (01:55)
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