JCペニーが白物家電の販売を実験すると発表しました。
開始は2月1日から、店舗はサンアントニオ、サンディエゴ、タンパの3店舗だそうです。
JCペニーが白物家電から撤退したのは1983年のことなので、実に30年ぶり以上を経て復活ということになりますね。
もともとJCペニーはシアーズと同じゼネラル・マーチャンダイズ・ストア(GMS)業態で白物家電を売っていたのですが、80年代にかけて非食品から撤退し、デパートメントストアへと変革したのでした。
JCペニーはホームデポから移ってきたマービン・エリソンがCEOとして再建努力をしているのですが、業績が上向いているんですよね。
エリソンはホームデポで、不採算店舗の業績をどんどん改善して一気に出世した人で、次のCEO候補とも言われていたのですが、商品部系のグレッグ・メニアが2014年にCEOに昇格し、昨年初頭にペニーに移ってしまった経緯があります。
ホームデポというハードな世界で手腕を発揮した人が、ファッションリテーラーでどうだろうと思っていたのですが、今のところ業態というハードルは関係なく能力を発揮しているわけで、優秀な人なんだろうなと思います。
JCペニーのサイトで検索されるトップカテゴリーに白物家電が入っていて、これが実験のきっかけだとしています。
エリソンにとってはホームデポ時代に経験があって、特性が分かっているというのもあるんでしょうね。
ホームファッション部門の売上が落ちていて、カバーするためという目的もあるようです。
アメリカ人がJCペニーで再び白物家電を買うのかどうか、実験結果が楽しみですね。
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