クラウド型のデリバリーサービス、インスタカートがデリバリーを代行する"ショッパー"への報酬を削減しました。
店舗が商品を詰めて代行者がこれをピックアップしデリバリーするフィーを4ドルから1.5ドルへ、店舗で買い物した場合は1アイテム当たりのコミッションを50セントから25セントへと引き下げました。
(ただしこれはサンフランシスコ商圏やロサンゼルス商圏といった一部の地域の数値のようで、他商圏でも同じ変更を加えたのかどうか、加えたとして同じレベルなのかといったことは不明です)
一方同社は昨年の12月に手数料の値上げを実施しています。
宅配料が年間フリーとなる会員費を99ドルから149ドルへ、非会員対象の一回当たりの手数料を3.99ドルから5.99ドルへと上げました。
一方今年に入ってからは本社の採用スタッフをレイオフするなど人員削減も実施しています。
手数料を上げることでトップラインを増やし、経費を削減することでボトムラインを増やす、というわけですね。
これは投資サイドの見る目が厳しくなってきたことからきています。
儲かるということを見せろ、でないと追加融資はないぞ、です。
でも、値上げして、給与支払いを減らして、うまくビジネスが回るのかどうか。
このビジネス、クラウド型なんて言われて今風な雰囲気を漂わせていますが、本質はけっこう泥臭いんですよね。
報酬のカットが離職率をさらに高めてしまうのかどうかが今後のカギでしょう。
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