ベストバイが先月サービス(ギークスクワッド等)部門担当の役員としてトリッシュ・ウォーカーという女性を採用したのですが、この結果10人いる上級役員中の6人が女性となって、半数以上を女性が占める企業となりました。
資料では、"男が多数を占める悪評高きテクノロジー業界において"という表現を使っているのですが、たぶんそれ以上に保守的な小売業界において極めて画期的な人事と言えそうです。
ベストバイは優秀な人材を求めていたら自然にこうなった、という言い方をしているのですが、CEOのフバート・ジョリーは女性をもっと活用しなければいけないと語っていて、おそらく意図はあったものと思います。
ちなみにUSリテール部門の責任者、シャリー・バラードは現場からのたたき上げの人なのですが、人望が厚く、能力も高く、ベストバイが傾いたときにひょっとしたら抜擢されるのではないかとも言われた人です。
けっきょく再建の任を託されたのはジョリーで、たぶんまだ荷が重いと判断されたのだろうと思っているのですが、ジョリーがあと数年で退任して次はバラードだろう、と私は見ています。
今回の人事はベストバイが大きく変わったことの象徴的なニュースなのではないでしょうか。
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