2016年6月20日
[ウォルマート] 中国のEコマース傘下企業、1号店を京東商城に売却

ウォルマートが中国の子会社、1号店を京東商城(JD.com)に売却すると発表しました。
1号店は中国のネット販売企業で、ウォルマートとの関係は2011年の出資からスタート、翌2012年に出資比率を51%とし、昨年の7月に完全子会社化したばかりです。

今のところ分かっているディールの内容は、ウォルマートは京東商城の株式の約5%を受け取り、京東商城は1号店のオペレーションを引き継ぐ、となっています。
すべて株式のディールで、時価にすると15億ドルの取引に相当するようです。

昨年子会社化したばかりなので、サプライズなディールとなりました。
1号店はアリババや京東商城に負けていて、子会社化して強化を図ったが浮上させる策が見つからなかった、というわけです。

ウォルマートによる1号店への投資は2011年ですね。
たぶん5年を期限としてなんらかのKPIを決めていて、そこに達しなかったので売却を選んだ、ということかもしれません。
サプライズではありますが、ズルズルといかない点がアメリカの大手企業らしいのではないでしょうか。

鈴木敏仁 (12:33)
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