デパートメントストアのメイシーズが来年中に100店舗を閉鎖する予定あることを明らかにしました。
第2四半期の決算が悪く、対策として大きな店舗閉鎖に踏み込んだことになります。
現在の店舗数は728なので、閉鎖するのは13.7%。
第2四半期は売上高3.9%減、最終利益高95.9%減、既存店成長率2.0%減。
さらに半期にすると、売上高5.7%減、最終利益高69.8%減、既存店成長率3.8%で減で、構造的な問題を抱えはじめていることが分かります。
衣料業界は業績悪化を天候のせいにすることが多く、メイシーズも例外ではないのですが、半年続くと外部環境に理由を帰することは難しい。
言い訳せずにスクラップの道を選択したというわけですね。
業績悪化の理由として挙げられているのがネットなのですが、そもそもデパートメントストア業態はながく業績が悪く、業態としてはもはや完全に劣化してしまっているので、新たに登場した競合に勝てるような体質を持っていないんです。
ちなみに100店舗の閉鎖で売上高は10億ドル減になるだろうとしているのですが、ということは単純計算で不採算店舗の平均年商は1,000万ドル。
あのフロアスペースの広さでこの売上高は低すぎます。
スクラップを放置してきたんじゃなかろうか、という気がしますね。
2016年8月12日
[メイシーズ] 100店舗の閉鎖を発表
鈴木敏仁 (01:12)
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