2016年9月 7日
"脱チェーンストア"でどこに向かっって行くのか?

前々回のエントリーをもう少し別の表現で説明してみましょう。
Facebookで付けていただいたコメントに良いヒントがありました。
思考を整理するためのメモとします。

チェーンストア ⇄ インディビジュアルストア
セントラリゼーション ⇄ ローカライゼーション
供給側理論 ⇄ 需要側理論

以上の3つは反対語です。

こうみれば、「脱チェーンストア」がおかしいことが一目瞭然となります。
インディビジュアルストアを目指すのでしょうか?

日本の小売業界のえらい方たちは、チェーンストア=セントラリゼーション=供給側理論、となっていて、そのため斜め向こうに存在している単語を反語として使ってしまっているわけです。

この3つがイコールではないことはすでに説明した通り。

「チェーンストアとしてのローカライズ」
「需要側理論に転換したチェーンストア」

これが取り組むべき課題です。

私がこの仕事を始めたのは20年以上前ですが、その頃アルバートソンズがアニュアルレポートで、ローカルフレーバーという表現でローカライズに取り組んでいることを書いていたことをはっきりと覚えています。

アメリカのチェーンストアは相当前からローカライズに取り組んできたのです。
最近ではウォルグリーンがローカライズ用のシステムを導入しています。
つまり今も現在進行形な終わりのない取り組みなのです。

このことが認知されていないということに私は軽い衝撃を受けました。

チェーンストアを脱して、いったいどこに向かって行くのでしょう?
その前に、そもそも脱することができるのでしょうか?

鈴木敏仁 (04:45)
ペプシネックス



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