もともとアメリカのショッピングモール業界はここ10年近く完全に成熟していて、新築は1年に1つぐらいしか増えないという状況でした。
理由はたくさんあるのですが、端的にショッピングディスティネーションとしての魅力が減じてしまいました。
そもそも先進国では買い物がレジャーではなくなりますので、モールでゆっくり時間を過ごすという人がいなくなってしまうものです。
追い打ちをかけるように、モール内に出店する専門店チェーンの破綻とデパートメントストアの縮小が続き、モールは今大変なときに来ているのですが、結果として勝ち組と負け組がはっきりしていまい、負け組モールの破綻が増えてきています。
ここで、モール業界の負け組REITに的を絞ってショートをかけて利益を上げている投資企業がいるということをWSJ誌が記事にしていて、なるほどなあとうなってしまったのでした。
もしシアーズが破綻したら、ダメになるモールが一気に増えて大きく儲けることができる、ということをこの投資企業の経営者が言っています。
要するに、成長してもダメになっても、どちらにしても投資企業には儲ける道筋があるということですね。
こういうことを知ることは自分の発想をフレキシブルにするためにとても有効だと思っています。
物事を一つの側面からだけ見ていると、固定概念に縛られてしまって過去の延長線からしか発想できなくなってしまいます。
2017年4月28日
増える負け組モールと投資企業
鈴木敏仁 (10:10)
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