2017年5月 3日
増える宅配コストを誰が払うのか?

宅配大手のUPSが増える宅配コストを小売サイドに負担させようとしているとメディアが報じています。
ピークシーズンの物量を小売企業が予測し、これに基づいてUPSは人員配置をするわけですが、この予測が外れた場合に発生する余計なコストを小売企業に支払ってもらうという話です。

ピークがなくて予測が容易な法人相手のビジネスモデルを作ってきた宅配企業が、ピークが多い個人相手が急に増えてこれを既存のモデルに当てはめることができず、苦戦しはじめているというのがアメリカの状況です。

これに対して小売側からは、昔ながらの非効率な仕組みだからそうなるんだ、なんでこっちが負担しなければならないんだという声が上がっているようです。

小売が自社宅配をはじめたり買い物代行サービスを使うのは、宅配企業の対応が後手に回っているからですね。

ちなみに日本は二度配達のみがクローズアップされてますが、たぶん問題の本質部分は一緒でしょう。
物量に想定以上のハイローが発生し、ハイの部分を吸収しきれないでいる。

もう一つちなみに二度配達について、消費者になんとかさせようとする論調が日本には多いですが、100%間違ってます。
複数回の宅配を許容する仕組みを作ってしまった方が変える努力をするべきだと私は考えます。

鈴木敏仁 (10:15)
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