Latchというドア用のスマートロックを販売している企業とジェット・コムが提携し、NY周辺の1,000ビルディングのエントランスにLatch製のロックを提供すると発表しました。
対象となる住人の総数は10万人だそうです。
配布するシステム名はLatch R、例えばオフィスビルディングに入るときに使うエントリーシステムのようなものと考えると良いようです。
個人の家につけるドアノブ付きのロックはLatch Mと呼びます。
スマホを使ってのオートロックの解錠が主要機能で、宅配が来たときに住民が下まで行かなくても中には入れるようにすることが主目的です。
ビルの管理人もマスターキーでオープン可能。
ジェット・コムのデリバリーはデフォルトでOKとなっているようです。
両社による投資金額や比率は不明。
これは人口密集地での宅配効率化の実験です。
これによって売上が上がるのかどうかを測り、結果によっては他都市にも波及させ、最終的には郊外の住宅へも、という絵を描いているものと思います。
こういうことは、ほんとうは宅配企業がからむべきかとも思うのですが、UPSもFedExも動きが遅い。
日本の宅配業界もラストワンマイルの改善に待ったなしという状況ですが、大手企業の動きは遅いですね。
どちらも過去の成功要因の呪縛に縛られてしまっていると思っています。
最近のトラックバック
from 英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
from 英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
from デジタルな広告たち
from ファッション流通ブログde業界関心事
from ファッション流通ブログde業界関心事
from kitten using XOOPS
from 行け行け!LAビジネスウォッチャーズ
from kitten using XOOPS