インピンジ社はRFID関連デバイスを開発販売している企業で、昨年7月に上場しているのですが、一年間で株価が3倍に上昇しています。
その理由として、アマゾンとの関係が指摘されています。
どうやらアマゾンブックスがインピンジ社のRFIDをすでに使っているそうで、その延長でアマゾンゴーのプロジェクトにもインピンジ社が含まれていると見られており、グローサリーで使用されると需要が急増することから、株価がどんどん上昇しているそうです。
ちなみに両社ともに関係を持っているという点についてはノーコメントなので、すべて周辺情報です。
さてこの情報から分かることは2つ。
1つめは、アマゾンゴーは映像認識技術のみに焦点が当たっていますが、RFID使用も想定しているということです。アマゾンのパテントは映像認識に限定しておらず、映像分析やRFIDなどいろいろな技術で認識する、という記述がありますし、確かにそうなのだろうなと。
とにかく使える技術を総動員してレジなしを実現する、というわけなのです。
2つめは、書籍でもRFIDを活用できるという、当たり前と言えば当たり前のことの再認識です。
すでにアパレルでは普及が始まっていて、次は食品雑貨だという先入観が自分にはあったのですが、他にもいくらでも利用できる分野があるわけです。
むしろ障害が多い食品よりも、書籍のような商材の方が早く進めることができるでしょう。
日本ではコンビニが先陣切ってやろうとしてますが、違う業態の方が実は良いようですね。
普及を早めたければ、非食品からやるべきなのかもしれません。
2017年7月19日
アマゾンと、インピンジ社の株価上昇
鈴木敏仁 (12:26)
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