2018年3月21日
[ウォルマート] 店舗発の宅配を本格的に開始

ウォルマートが店舗発の宅配を本格的に開始すると発表しました。
店員が商品をピックアップし、宅配業者に渡して配達してもらう、というプロセスです。
宅配業者は買物代行企業や中小の宅配企業を利用、年末までに100都市、店舗数だと約800店舗での展開が目標。
これで全米人口の40%をカバーするとしています。
またNYでは同日宅配も開始するとしているのですが、買物代行企業を使うエリアでは2時間宅配も可能になるんじゃないでしょうか。

インストアピックアップ可能店舗が年内に2,100店舗になると昨年発表していました。
インストアピックアップを可能にするということはつまり店舗のフルフィルメントセンター化を意味します。
今回の発表の背景は、FC化店舗が過半数を超え、発送デポとして機能させる準備が整った、ということです。

2,100店舗とすると発表した昨年の時点でたぶん今年中に店舗発宅配を開始するだろうと予測し、セミナーや記事でそういうことを言ってきましたが、ヨミ通りとなりました。

マーク・ロリーは「アマゾンよりも我々の方が有利だ」と常々言い続けているのですが、その根拠がこれです。
ウォルマートは国内にすでに5,000を超える店舗をもっており、この店舗を発送デポとすると、新規投資してセンターを増やしていかねばならないアマゾンよりも低コストで宅配が可能になるというわけです。
とりわけ生鮮食品を含むコモディティにおいてウォルマートの方が有利になる可能性があると思っています。

鈴木敏仁 (01:04)
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