2018年4月30日
[ウォルマート] アズダ売却で英セインズバリーと合意

数日前から噂が出ていたのですが、ウォルマートが傘下のアズダをセインズバリーに売却することで合意したと発表しました。
ただし完全売却ではなくて、ウォルマートはアズダ株を42%保有する大株主として残り、現アズダ幹部が取締役にスライドするとのことです。

セインズバリーとアズダを合わせるとシェア30%を超えて、テスコの28%を上回るようです。
相当な寡占となり、当然のことながら当局の認可が必要で、店舗売却といった紆余曲折があることでしょうし、不可になる可能性もあります。

ウォルマートがアズダを買収したのは1999年のことで、当時は海外のプライオリティが高かった時代でした。
高値買いしたとも言われていたのですが、業績はよく、オペレーションでウォルマートが学ぶことも多くて、海外事業ではトップクラスの位置づけでした。

ところが2年ぐらい前から売却の検討をし始めたようで、原因の一つはアルディやリドルといったハードディスカウンターのイギリスでの伸長にあると見られています。

ウォルマートの現在のトッププライオリティはEコマースで、これはインドでフリップカート買収で動いていることからも分かります。

時代の変遷を感じますね。

鈴木敏仁 (02:19)
ペプシネックス



R2Link QR Code
R2Linkを携帯で!



バックナンバー

最近のトラックバック

2021年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            



ソリューションを売れ!
ソリューションを売れ!


Twitter

このブログのフィードを取得
[フィードとは]