ヨーグルトで知られる仏大手食品メーカーのダノンが、傘下の投資ファンドを通して、2020年までに20~25社を買収する計画を持っていることが報じられました。
投資ファンドの名称はDanone Manifesto Ventures、ニューヨークに設立したのが2016年、すでに初期予算1億5,000万ドルの半分を投資しているとのこと。
投資対象は、ヘルシー系のドリンクやスナックに加えて、オーガニック農法など食品チェーン全般をカバーしているそうです。
こういった大手メーカーがファンドを設立しインキュベーションする例は増えていて、コカコーラやP&Gなど大手のほとんどはやってるんじゃないでしょうか。
ただダノンのように買収を目的としているケースは少ないような気がするのですが、どうでしょうね。
みな大々的にはやらないので、情報が限定されています。
こういった動きの背景にあるのは、自社内R&Dには限界があり、優秀なスタートアップを探して育てる、そして最終的には買ってしまう方がゼロから自社でやるよりも結局低コストだという考え方があります。
これは日本のメーカーの自前主義と対局かもしれませんよね。
この変化の早い時代に100%自前主義がサステナブルな戦略なのか、日本のメーカーも考え直す時期に来ていると私は考えています。
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