P&Gがプレスボックスというクリーニングのスタートアップ企業を買収しました。
プレスボックスの創業は2013年、高層オフィスビルやタワーマンションのような極小商圏で人口の多い地点にロッカーを設置、ロッカー内に入れられた洗濯物を洗濯して返すというサービスで、顧客はプロセスをアプリで管理できます。
ロッカーはシカゴに250ヶ所、ワシントンDC、フィラデルフィア、ナッシュビルに250ヶ所、また今月中にダラスでビジネスを開始するそうです。
P&Gの意図は傘下のタイドスピンとの統合のようですね。
タイドスピンは2016年にP&Gとデジタルインキュベーターが共同でスタートした会社で、洗濯物を玄関の外に置いて、注文すると取りに来て、選択して持ってきてくれるというビジネスです。オンデマンド型クリーニング、と称してます。
家とロッカーという、ピックアップとデリバリーする場所が違うだけですから、双方を統合することは効率化につながります。
P&Gはこのほかにも、タイド・ドライクリーナーズと、タイド・ユニバーシティランドリーというビジネスも持っています。
洗濯ビジネスを実際に運営することが現場のデータ収集を可能にし、新商品開発のヒントになり、既存商品の改善につながり、そして宣伝にもなる、が目的ですね。
たとえばカルビーが直営店舗を営業しているのと同じだと思っていただければ良いかと思います。
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