ディスカウント型スーパーーマケットのグローサリー・アウトレットが上場申請しました。
申請したばかりで詳細は詰めている段階で、上場時期や株価といった具体的な情報はまだ公表されていません。
店舗数は300店舗超。
この企業のビジネスモデルの特徴の1つめは、各店舗にオーナーがいるフランチャイジング形式であること。
2つめは在庫過剰といった通常のフォワード物流からはみ出てくる商品を激安で仕入れて売っている点にあります。
とくに2つめ。
アメリカには昔からこういうビジネスが存在していて業界として成立しているのですが、グローサリー・アウトレットが伸びているのは99セントオンリーストアのような既存の競合企業が劣化しているからかもしれません。
こういう仕入れ方法を業界ではオポチュニスティック・バイイングと言って、有名なのは衣料のTJマックスです。
辞書を片手に訳すと"機会をうかがった仕入れ"、つまり何らかの理由で在庫過剰となってしまった商品を探し機会があったら安く仕入れて売る、となります。
衣料や食品に限らず日本の多くのブランドメーカーは、廃棄という手段で余剰を処理するケースがほとんどですが、アメリカは現金化してしまうメーカーが多い。
"もったいない"が日本の美徳とか言ってますが実は相当無駄なことをやっているのが日本の実情で、一方のアメリカの流通業界はけっこうサステナブルなのです。
2019年3月27日
グローサリー・アウトレットが上場申請
鈴木敏仁 (12:40)
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