H&Mが先月末をもってカタログの配布をやめました。
資料によるとメールオーダー企業を1980年に買収して、それからカタログを配布してきたそうです。
理由は、環境負荷軽減と、カタログショッピングは今の時代の買い物に沿っていないから、と説明しています。
カタログをやめてしまった企業としては、ビクトリアズシークレットやイケアが有名です。
一方、デジタルネイティブなのにカタログ配布を始めたのがアマゾン。
ウォルマート傘下のジェット・コムは紙クーポンを発行しています。
カタログをどうするかはなかなか難しい課題で答えは一つではありません。
リアルな販促媒体は過去5年間に増えているという調査結果もあり、どちらかというとリアルの方が増えていたりします。
理由はいくつかあるのですが、ここでは1つだけ。
代わりにEメール広告を使うということになるわけですが、増えすぎてしまっていて消費者が見なくなってしまっているということが指摘されています。
オーバーフローですね。
例えば私の場合、特定ブランドに興味を持つとニュースレターに登録することが多いのですが、しばらくすると飽きて登録を解除してしまいます。
オーバーフローの中で飽きられずに見てもらうというのは、簡単なことではありません。
ということで、H&Mがやめたので、紙の媒体は古いんだ、と理解してしまうのは間違いで、どうするかは各企業の戦略的判断しだいということになるのです。
2019年5月 3日
H&Mがカタログから撤退
鈴木敏仁 (12:46)
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