2019年12月16日
アルバートソンズがMFCを拡大

MFCとはマイクロ・フルフィルメントセンターの略で、アメリカの小売業界で定着しはじめている言葉です。
既存の店舗、または駐車場を利用した、300坪ぐらいのフルフィルメント専用の小型センターのことを言います。

テイクオフテクノジーという企業がオートメーション技術を使ったMFCの開発と運営を請け負っていて、これとアルバートソンズが提携したのが昨年末のことで、傘下のセイフウェイ店舗を使って実験していたのですが、もう一店舗作って実験を拡大すると発表しました。

MFCの強みは、既存の店舗を利用するので投資が少なくて済むこと、そこから送り出すので短時間宅配が容易であること、の2点でしょう。
弱みは小さいのですべてを在庫できないことなのですが、在庫できるのは売れ筋15,000~18,000アイテムと言っているので、短時間宅配を前提とした食品アイテムならば十分かなとは思います。

クローガーが英オカドと提携して大型フルフィルメントセンターの建設をはじめていますが、このMFCがけっこう有効だということが分かってきて、クローガーによる巨額の投資に対して疑問符を付けるアナリストが出てきています。

日本へオカドが進出しますが、人口密度が高い日本の方がひょっとするとMFC向きなのではないかと私は考えはじめています。

鈴木敏仁 (11:44)
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