先月末のこと、ウーバーとポストメイツがカリフォルニア州を相手取り、昨年9月に制定された規制が憲法違反だとして提訴しました。
規制とは、ウーバーやポストメイツで働いているコントラクター(日本で言うところの個人事業主)が、一定条件下においては従業員として見なすことを義務づけるものです。
従業員とみなすと福利厚生を提供しなければならず、レイバーコストがあがるため、ウーバーやポストメイツといった企業にとっては死活問題となるわけです。
それとフリーランスとしての自由がなくなるという理由でコントラクター側からも反発する意見もあるようですね。
ウーバーとポストメイツは規制成立に先立って相当な金額をロビー活動に投じたようですが、意に反して成立してしまった。
カリフォルニアは全米に先立って動く州なので、これが他州に波及する可能性が高く、そうするとかなり困ることになるので、成立後も覆すために法廷闘争に持ち込んだ。
といったところです。
これ、日本の派遣と同じような問題でして、社会のあり方のような難しい課題をはらんでいて、これから少し考えてみようと思っています。
2020年1月 3日
ウーバーとポストメイツ、カリフォルニア州を相手取って提訴
鈴木敏仁 (05:07)
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